

学会長挨拶
第21回九州・沖縄臨床工学会
第18回長崎県臨床工学会
学会長 前田 博司
(佐世保中央病院)
御挨拶
このたび、第21回九州・沖縄臨床工学会を2026年10月24日・25日の両日、長崎県佐世保市アルカスSASEBOにて開催する運びとなり運営委員一同鋭意準備を進めております。
本大会のテーマは「大義~我々はどう生きるか~」といたしました。臨床工学技士は、生命維持管理装置をはじめとする高度な医療機器を扱い、患者の命を守る最前線に立っています。その日々の営みは、単なる技術の習得や業務の遂行にとどまらず、「人の命をどう支えるか」「チーム医療にどう貢献するか」「社会にどう貢献するか」という根源的な問いに直結しています。その中で、私たちが歩む道の根底には、常に「大義」が存在していると常に考え自分自身行動しています。
現在の医療現場は、急速な技術革新や社会構造の変化に直面しています。DXと言われるAIやIoTの導入、地域医療の再編、災害や感染症への対応、医師の働き方改革に起因するタスクシフト・シェアなど、臨床工学技士に求められる役割はますます多様化し、責任は重くなっています。そのような時代だからこそ、私たちは「大義」を見失わず、専門職としての誇りと使命感と倫理観を胸に、患者や社会に寄り添い続ける必要があります。
今回の学会では、臨床工学の最新知見や技術の共有に加え、倫理観や社会的責任についても議論を深めたいと考えています。若い世代の技士にとっては、自らのキャリアを「どう生きるか」を考える契機となり、ベテランの技士にとっては、これまでの歩みを振り返り未来へと継承する場となるよう努めさせていただきます。世代を超えた交流と学びの中で、私たち一人ひとりが「大義」を再確認し、次の一歩を踏み出すことを願っております。
また、開催地である佐世保は、海と山に囲まれた豊かな自然と、多様な文化が息づく街です。
歴史と平和を見つめ直す場でもあり、今回のテーマにふさわしい背景を持っています。学会参加を通じて、地域の魅力にも触れていただき、心身ともに充実した時間を過ごしていただければ幸いです。